周辺案内

みどころ
 
 
 
 

大麻山

石見の高尾山

 

浜田市三隅町にそびえる標高599mの山。大麻山神社からは数分で山頂に到着できる。山頂には展望台のほか電波塔が多数建つ。
海岸に近い独立山で、頂上にある高さ10mの展望台からは日本海や中国山地を一望できる素晴らしい眺望を楽しめる。
 
登山で有名な東京の高尾山と同じ標高の山で、中国自然歩道の一部が登山道となっており、登山ビギナー向けにはよい。
 


室谷の棚田

日本の棚田百選

 

1999年7月に「日本棚田百選」に選ばれた大麻山のふもとにある棚田。
砂鉄を採取するための鉋流しで発達した。最盛期には4000枚以上、日本一の規模の棚田を誇った。現在は過疎高齢化が進み担い手不足となったが、それでも1000枚程度の棚田が守られている。道沿いの途中途中で木々の間から見える棚田の風景は見事に自然の風景と調和しており、棚田ごしに日本海と、中国電力三隅火力発電所の白い煙突を臨むことができる。絶好の撮影スポット。


石郷路

いしごうろ

 

地元の人たちには石郷路と呼ばれる巨石群があることは昔から知られていた。
これは、大麻山の山頂を取り囲むように分布している石英閃緑岩に方状節理によって割れ目ができ、その割れ目に空気が入ったり造岩鉱物の膨張の違いなどから風化作用が進み岩塊となって、洪水などでその岩塊が一箇所に集まってできた珍しい自然現象。これまでに大麻山麓では六箇所の石郷路が確認されている。
その中の一つ「曽根石郷路」の周辺は整備され、そこにつながる遊歩道沿いには巨大な「屏風岩」や室谷の棚田を見渡せる展望台などがあり、さまざまな眺望を楽しむことができる。


 

中国自然歩道

大麻山・龍雲寺・双川峡コース

 

中国自然歩道(ちゅうごくしぜんほどう)は、中国地方5県にまたがる全長約2,200kmの長距離自然歩道。環境省の管轄。
島根県の歩道は東は島根半島から西は津和野まで続く全長600kmを超え全12コースからなる。大麻山・大麻山神社はその中の「大麻山・龍雲寺・双川峡コース」に含まれる。このコースには3つのモデルコースがありその中の「大麻山・室谷モデルコース」(約7.2km・徒歩約130分)は大麻山を含む室谷の多くの見どころを巡ることのできるコースとなっている。